「最近よく目が疲れるな…」
「目の奥が痛くなったり頭痛がしたり…目に何かあるのかな?」
目に不調を感じれば、原因はきっと目にあるものと考えるのが普通ですよね。
でも、実は目以外のところに原因があるのに目に不調が起こることもあるんです。
特に、目は首や肩の影響を受けやすいので凝りが酷い人や歪みがある場合は目にも悪影響となる可能性が高いのです。
今回は、
・目のトリガーポイント
・トリガーポイントを確認する方法
・対処法
についてご紹介したいと思います。
トリガーポイントとはそもそも何なのか?
トリガー(trigger)は英語で引き金の意味、ポイント(point)は点という意味なのでトリガーポイントは引き金となる点という意味。
痛みなどの不調を感じる場所に原因があるもの、と普通は思うものですが必ずしもそこに原因があるとは限りません。
実は、痛みが起きている場所とは全く関係ないように思える別の場所に原因があることもあるんです。
別の部位の不調が引き金となって他の部位に不調をもたらす、これがトリガーポイントです。
よくある目の不調と言えば、
・目が痛い
・まぶたが重い
・乾いてごろごろする
などがありますが、目に原因がある場合もあれば目以外の場所に原因があることもあるのです。
目に何か問題があるから…と、目を温めたり目薬を点したり休ませても一向に良くならない場合はトリガーポイントが関係している可能性があります。
その場合は、目以外に何が原因となっているのかを突き止める必要があります。
疲れ目や眼精疲労のトリガーポイントは首や肩
疲れ目、眼精疲労の場合は首や肩がトリガーポイントとなっていることが多いです。
というのも、肩と首はつながっていますし筋肉の疲労や血行不良はその近くにある目にも伝わりやすいものだからです。
首や肩などの関節の冷え、血行不良が凝りにつながりそれが痛みとなって目周辺の筋肉も同様に緊張して目の奥が痛くなったり疲れたり…
こめかみの辺りが痛んだり、酷い頭痛になったりするのです。
トリガーポイントを確認する方法
トリガーポイントであるかどうかを確認する場合、その部位を触ってみることです。
多くは、ガチガチに凝り固まっていて筋肉がかなり緊張した状態になっています。
指圧したり、軽くマッサージをすると心地よいと感じることが多いです。
疲れ目のトリガーポイントになりやすい、首や肩を触ってみるとかなり凝っている部分があるはず。
もともと首や肩、背中は血行が悪くなりやすいのでそれが目に悪影響を与えていることがあります。
意識的に運動しなければ動かす機会がない部分ですし、同じ姿勢で作業をすることが多い人だと特に常日頃凝っていることも多いです。
悪習慣も改善するべき
また、首や肩は自分の悪習慣によって歪みやすい部分でもあります。
・頬杖
・足組み
・片足立ち
・猫背
・いつも決まって片側だけにバッグをかける
など、個人的な悪い癖がある人は多いはず。
こういった癖を少しずつ改善していくことも、目の不調を防ぐことになりますよ。
主な対処法
対処法としては、鍼灸院での治療もありますが自分で出来るものだと以下のようなものがあります。
・首や肩のストレッチ
・ツボ押し、マッサージ
・眼鏡を合わせる
・栄養補給
●首や肩のストレッチ
本格的な運動をするのも良いですが、体をちょっと動かすだけで良いストレッチもおすすめです。
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●ツボ押し・マッサージ
体を動かすというよりは、凝りが酷い部位を集中的にもみほぐして血行を良くするのも良いですよ。
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●メガネを合わせる
合わないメガネをかけていると、首凝りや肩こりが起こりやすくなります。
見えにくいものを一生懸命見ようとすることで、筋肉に負荷がかかり緊張した状態が続くからです。
眼鏡を合わせるというのは、何も度を合わせるだけではなくて鼻の下の方にずり落ちないかフィッティングの意味合いもあります。
毎日使っていれば少しずつ歪んで変形してきますから、定期的にメンテナンスをして正しくメガネをかけることが大事です。
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●栄養補給
肩こり改善に良いビタミン剤や漢方薬もあるので、自分に合うものを試してみましょう。
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自分でトリガーポイントを見つけるのは難しいことですが、目の場合は首や肩であることが多いです。
いくら目のケアをしてもなかなか目の調子が良くならない…という場合は首や肩をケアしてみて様子を見てくださいね。
ただ単に凝っているだけでなく、
・首の骨自体歪んでいる
・曲がっている
・頸椎を圧迫している…
ということもあります。
目の痛みや疲れだけでなく首の痛みや重い感じ、手のしびれなどの症状もあることが多いです。
その場合は、一度整形外科や形成外科を受診して詳しく診てもらうのも良いでしょう。