デスクワークが眼精疲労の原因になっている人であれば、充血や痛み、疲れ、ショボショボ…など目の症状以外にも肩こりや腰痛を感じる人も多いはず。
同じ姿勢でずっと作業していると、血流が悪くなり筋肉が硬くなることで凝りが酷くなるからです。
なので、眼精疲労の症状があると肩こりや腰痛がダブルパンチ、トリプルパンチでやってきますがそんな時のいざという味方がナボリンS。
血行を良くし、神経や筋肉の働きを助けるビタミンがバランスよく配合されているからです。
今回は、
・ナボリンSの成分と特徴、効果
・気を付けたい副作用
・ジェネリックとの違いと選び方
などについてご紹介したいと思います。
ナボリンSの成分と特徴・効果
●有効成分
メコバラミン(活性型ビタミンB12)
・末梢神経を構成するリン脂質やタンパク質などの成分の生成を促す
・傷ついた神経の修復をする
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)
・食事で得た糖質をエネルギーに変換する
・筋肉疲労の緩和作用
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
・アミノ酸の代謝をサポートする
・神経機能の働きを助ける
酢酸d-aトコフェロール(天然型ビタミンE)
・血管、血液に含まれる赤血球を柔らかくする
・血行を良くする
葉酸
・メコバラミンの働きをサポートする
・傷ついた末梢神経の修復を助ける
●その他成分
炭酸カルシウム、タルク、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、カルナウバロウ、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、セルロース、セラック、二酸化ケイ素、ヒプロメロース、白糖、プルラン、マクロゴール、ポビドン、リン酸水素カルシウム
●主な働き
・関節痛(肩こり、五十肩、腰痛など)
・筋肉痛
・神経痛、手足の痺れ
・眼精疲労
筋肉疲労を改善するビタミンB1
傷ついた末梢神経修復に良いビタミンB12
ビタミン12の働きを助ける葉酸
血行促進に良いビタミンE
がバランスよく含まれているので、凝り固まった筋肉をほぐし痛みの元を解消します。
肩こりならまだ揉むことで疲れが取れたり痛みが緩和されることがありますが、腰はなかなか揉んでも凝りや痛みが取れにくかったりしますよね。
そんな、アプローチしにくい部分の凝りもほぐすことで痛みの軽減につながります。
眼精疲労の症状も辛いけれど、肩や腰などの関節の痛みも気になるという人に良いでしょう。
▶頭痛にも◎
また、肩こりが酷いと肩だけでなく首も凝って頭痛までする…ということがあると思います。
ナボリンSは頭痛薬ではないんですが、肩こりが原因の頭痛であれば同時に症状が改善されるはずです。
気を付けたい副作用
ビタミン剤は副作用が起こらないことがほとんどですが、稀に起こることがあるので気を付けましょう。
出やすい症状としては、以下のようなものがあります。
・皮膚の痒み
・発疹
・口内炎
・胃部不快感
・吐き気
・食欲不振
・めまい
その他には、便秘や下痢などの症状が出ることも。
もし服用後にこれらの症状が感じられたら、一旦中断し症状に合わせて皮膚科や内科などを受診しましょう。
また、ごく稀にですがアナフィラキシーショックとして以下のような症状が出ることがあります。
・じんましん
・くしゃみ
・声のかすれ
・喉の痒み
・息苦しさ
・動悸
・意識混濁
こういった副作用が起こらないようにするためにも、1回1錠、1日3回の服用ルールは必ず守りましょう。
ビタミンB群は光に弱いですから、保管する際も光の当たる場所でなく冷暗所に置いておくなど保管方法にも十分気を付けたいですね。
もし、一か月くらい飲み続けても症状が全く改善されないようであれば一旦飲むのは中断しましょう。
その時は、説明書・添付文書などを持参して病院を受診すると安心ですね。
ナボリンSの類似品について
ナボリンSのジェネリックとして知られているのが、ロスミンSやヘルビタSです。
どちらもメインで配合されている有効成分はナボリンSのものと同じですが、添加物が微妙に違います。(ロスミンSとヘルビタSは添加物の内容も同じ)
ロスミンSの添加物
カゼインナトリウム、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク、ゼラチン、マクロゴール、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、無水ケイ酸、カルメロースナトリウム、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、カルメロースカルシウム、ヒプロメロース、白糖、カルナウバロウ、ステアリン酸マグネシウム、アラビアゴム、酸化チタン
ヘルビタS
カゼインナトリウム、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール、タルク、ゼラチン、炭酸カルシウム、カルメロースナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、無水ケイ酸、カルメロースカルシウム、アラビアゴム、ケイ酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、カルナウバロウ、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、白糖
添加物の違い | 成分 |
---|---|
ナボリンSにある添加物 | トウモロコシデンプン、乳糖、ステアリン酸、セルロース、セラック、二酸化ケイ素、プルラン、ポビドン、リン酸水素カルシウム |
ロスミンSとヘルビタSにある添加物 | カゼインナトリウム、乳糖水和物、ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、無水ケイ酸、カルメロースナトリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、カルメロースカルシウム、アラビアゴム |
価格の比較
ナボリンSは21錠、40錠、90錠、180錠がありますが、ロスミンSは60錠のみ、ヘルビタSに関しては60錠のものと75錠のものがあります。
種類 | 価格 | 量 |
---|---|---|
ナボリンS | 4860円(税込み) | 90錠 |
ロスミンS | 2786円 | 60錠 |
ヘルビタS | 3065円 | 60錠 |
・ナボリンSであれば、1錠当たりの価格が54円
・ロスミンSは1錠当たり46円
・ヘルビタSは1錠当たり51円
となっているので、ナボリンSよりもロスミンSやヘルビタSのほうが1錠当たりの価格が安くなります。
ただ、ナボリンSには180錠のものもあるのでもし180錠のものを購入すれば9031円(税込み)なので1錠当たり50円とヘルビタSよりも安くなります。
なので、とりあえず似たような作用のものを飲んで効果を確かめたいという場合はロスミンSやヘルビタSを最初に服用してみると良いでしょう。
飲んでみて自分の体に合っていそうな場合は、大容量サイズのものを買ってみるとよいかと思います。
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関節痛の症状が辛い眼精疲労であれば、ナボリンSやロスミンS、ヘルビタSを服用してみると良いですがそれ以外の症状が気になる場合は以下の記事もご参考までに。
疲れ目に良いビタミン剤として最も代表的なアリナミン。
価格が高いのがネックなので、コスパ重視な方に同じ成分で安く買えるものもご紹介しています。
関連:疲れ目に効くアリナミンの選び方と同じ成分で安く買える市販の医薬品
神経系の不調+眼精疲労が気になる方にはこちら。
関連:リョウシンJV錠は眼精疲労にも効果あり?神経系の不調が出やすい方に
とにかく目の症状が辛い方にはこちらも。
関連:辛い眼精疲労にはエスファイトゴールド!dx・アリナミンの違いと選び方
肩こりが酷い眼精疲労の方に。
関連:肩こりが酷い眼精疲労に!キューピーコーワiプラスの効果と飲むタイミング
ビタミン剤にも色々な種類があります。
疲れ目・眼精疲労の症状も人によって様々です。
自分の体質・症状に合うものを見つけるためにもまずは少量から試してみてくださいね。