片頭痛持ちの人は多いですが、実はもともと片頭痛が起こりやすい体質なのではなく眼精疲労が原因で頭痛が起こることもあります💦
目が痛い時もあれば頭が痛い時もある、というよりも目の痛みとともに頭痛も一緒にやってくるという方は特にその可能性が高いです。
その場合は、頭痛を治すというよりはまずは眼精疲労を先に改善することが大事ですよ‼
頭痛にも色々な種類があるので、今回は眼精疲労が原因で起こる頭痛とその対処法についてご紹介していきたいと思います。
普段の生活を見直してちょっと工夫するだけでも、症状改善のきっかけにつながりますよ✨
頭痛の種類と眼精疲労の関係
頭痛の種類は主に次の3つがあります👇
片頭痛は最も多くの人がなりやすく、その次に緊張型頭痛で群発頭痛は割合的には少なめです。
・片頭痛
ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で左右どちらかのこめかみ付近、あるいは片側全体が痛むことが多く同時に吐き気がすることも。
発作的にある日突然症状が起こりますが、例えば毎月2・3回の頻度など周期的に症状が起こることがあります。
長時間寝すぎた後など血管が拡張した時に起こりやすく、拡張した血管が神経を圧迫し炎症を引き起こすと痛みが起こるというメカニズム。
運動したり体を動かすことで痛みが強くなる傾向にあり、頭痛の少し前には視界が白っぽくなったりチカチカして見えにくくなることがあります。
・緊張型頭痛
一度痛み出すとそのまま何日も長く続くことが多い頭痛で、頭の両側か後頭部が痛むことが多いです。
血行不良からくる冷えが原因なので突きさすような激しい痛みというよりは、締め付けられるような重い痛みがしつこくまとわりつく感じ。
同時に肩こりやめまいを感じることも多く、首から肩にかけてかなり凝っていることが多いです。
寒い冬の日に症状が出やすく、どちらかというと普段猫背で冷え症の人に多いタイプ。
・群発頭痛
まるで目の奥がえぐられているような、かなり強い痛みがあるのが特徴的な頭痛。
数十分から数時間程度と、他の頭痛に比べると比較的痛みの持続時間は短いですが痛みの強さに関しては強烈なものがあります。
頭は片側だけが痛むことで知られ、どちらかというと女性よりも男性に多いと言われています。
頭痛以外のその他の症状としては、涙や鼻水が出たり、目の充血が見られることも。
この中でも、最も眼精疲労と関係があるのが片頭痛と緊張型頭痛。
片頭痛は体質的なものなど色々な要因が絡んでいるのですが、緊張型頭痛であれば頭痛の中でも改善しやすいタイプなので生活環境を見直すだけでも頭痛の発症を抑えることが出来ますよ★
頭痛が起こる原因
眼精疲労から頭痛に発展してなかなか良くならないのは、次の原因が考えられます。
✅メガネの度が合っていない、コンタクトレンズが合っていない
メガネは、一度購入してから何年も度は変えずにそのままにしているという人は多いはず。
見え方に特に問題がなくても、購入後何年も経っていたらメンテナンスは積極的に行いましょう。
度数は同じでも以前はなかった乱視が入っていたり、視力低下が進んでいて見づらくなっているということもありますから。
フレームの歪みからくる圧迫などで血行が悪くなり痛みが起こることもあります。
目の乾きから頭痛が起こることもあるので、コンタクトレンズの場合はより酸素透過率が高い目が乾きにくいレンズを選ぶのも良いでしょう。
関連:老眼が原因の眼精疲労は治療の一環としてメガネの使い分けが大事
✅姿勢・作業環境が悪い
普段から姿勢が悪い、パソコンで作業をする時に姿勢が悪くなってしまう、そんな人は体全体が歪んでいることが多いのでその歪みから目にも負担をかけています。
猫背、頬杖をつく、足を組むなど普段やってしまいがちな悪い姿勢も体全体の歪みにつながります。
背筋を伸ばして顎を引いて正しい姿勢を意識するだけでも、頭痛の発症は防げますよ。
また、女性の場合は特に締め付けの強い衣類も血行不良から頭痛が起こりやすいので要注意です。
関連:疲れにくいデュアルディスプレイの選び方と配置・意識したい姿勢
✅目を休ませていない
いくらメガネやコンタクトが適切で姿勢が良く、パソコンで作業をする時の環境が良くても目を休ませるのが不十分だと疲れは取れません。
また、冷え症の人は慢性的に血行不良となっているので目を休ませても疲れやすくなります。
こまめな休憩をして、目の体操をしたり目元を温めたり…といった対策が必要になります。
関連:疲れ目は冷やす?それとも温めるべき?どっちが良いのかは症状次第
特に緊張型頭痛になりやすい人は、普段から首凝り・肩こりが酷く実際に触ってみるとガチガチに凝っていることが多いです。
日頃から目が疲れるような環境、姿勢で長時間居るために首や肩も血行不良で凝ってしまいそれが原因で緊張型頭痛に発展するんですね💦
予防する方法と痛みを緩和させる方法
片頭痛と緊張型頭痛は痛みの対処法がそれぞれ違います。
片頭痛は血管が拡張していて炎症を起こしている状態なので、少し冷やすことで症状が落ち着くことがあります。
逆に、温めると悪化するので気を付けましょう💦
冷やす部位は首の後ろなど、体の中でも特に太い血管が集まっているところを集中的に冷やすと良いです。
光や臭いに敏感になりやすいので、薄暗い静かな部屋で少し頭を冷やしましょう。
また、血流を制限するためにヘッドバンドなどを頭に巻くと血管の拡張が抑えられて痛みが軽減されることがあります。
薬の選び方はこちら👇
関連:頭痛を伴う眼精疲労に!ロキソニンSプレミアムの成分と特徴・効果
関連:眼精疲労からくる頭痛に!バファリンプレミアムの成分と特徴・効果
▶緊張型頭痛の場合の対処法
緊張型頭痛の場合は、日頃血行不良になっていて冷えている状態なので冷やすのは厳禁✋⚠
温めて血行を良くすると痛みが治まりますよ。
ホットタオルなどで温めるのも良いですが、少し熱めのお湯に浸かって肩や首をしっかり温めるだけでも改善されるでしょう。
薬を選ぶならこちら👉眼精疲労の頭痛に薬は効かない?辛い時は漢方を試してみよう
片頭痛と緊張型頭痛に効くツボもあるので、予防としてツボ押しをするのも効果的です。
頭痛に効くツボ
★百会(ひゃくえ)
頭のてっぺん、ちょうど真ん中にあるツボ。指の腹で優しく指圧する感じで押しましょう。
★完骨(かんこつ)
首の後ろ、耳の後ろにある出っ張りがあるところのツボ。風池と呼ばれるツボの更に指2本分外側にいったところにあります。
★頷厭(がんえん)
こめかみ近くにあるツボ。
こめかみよりも少し上にそっと指をあてて、奥歯を噛みしめた時に動くところ。
その他、疲れ目に良いツボに関してはこちらの記事を参考にしてください。
関連:隙間時間に指圧でスッキリ!疲れ目に効く頭と首・手と足のツボ
辛いから手っ取り早く薬を飲みたいという人は市販の頭痛薬でも良いのですが、効かない場合は漢方薬をお勧めします。
関連:眼精疲労の頭痛に薬は効かない?辛い時は漢方を試してみよう
緊張型頭痛になりやすい人にはこちらの記事もおすすめです。
関連:整形外科で教わったストレートネックにも良い肩こり解消ストレッチ
パソコンをよく使う方は、どれくらいVDTストレスの影響を受けているかチェックしましょう。
普段猫背の人はこちらの記事もどうぞ。
コメント