この症状は疲れ目?それとも眼精疲労?
疲れ目と眼精疲労の違いがよく分からない方、どちらも言い方が違うだけで同じものでは?と疑問を持つ人も居ることでしょう💡
結論から言うと、同じものではないんですが疲れ目が悪化すると眼精疲労になることがあるのです。
このページでは、疲れ目と眼精疲労の違いについて詳しくご紹介したいと思います。
あなたはただの疲れ目?それとも既に眼精疲労?
それを自分自身で判断する一つの目安にしてくださいね✨
疲れ目と眼精疲労の違いとは?
疲れ目と眼精疲労の違いは、程度の問題です。
疲れ目は、目を酷使すること、度が合っていないメガネや目の乾きなど様々な原因で目が疲れた状態になっていること。
これによって、頭痛がしたりめまいがしたり、光がまぶしく感じたり…と目やその他色々な症状が出ます。
疲れ目は一時的なものなので、十分に休むことで回復しまた元気を取り戻すことが出来るものです‼
目がすごく疲れたな…と感じても、その日一日辛くても一晩寝てゆっくり休めば次の日まで後引くことなんてないのです。
しかし、眼精疲労の場合は違います✋💦
眼精疲労は、十分に休憩しても一晩ぐっすり眠ったとしても次の日まで疲れが残ることが多いです。
朝起きてスッキリするはずなのに、疲れが取れていないようなまぶたがまだ重いような感じがして..この状態がしばらく続くこともあります。
また、症状的にも重いものが多いのも特徴👇
✅目
- 目の痛み
- かすみ
- 充血
- 視力低下
- 痙攣
- 光がまぶしい
✅消化器官
- 腹痛
- 便秘
- 吐き気
- 食欲不振
✅精神
- イライラ
- 不安
- 抑うつ
✅その他
- 体の痛み
- 倦怠感
- 肩こり
- めまい
- 眠気
一見すると、目とは全く関係ないような症状が体全体に起こることも💧
体の不調を治そうと病院に通ってみても原因がわからず不調も一向によくならず…悩んでいたところ眼精疲労が原因だとやっとわかったというケースは多いです。
最初はただの疲れ目だったのに、気が付いたら眼精疲労に発展していたということもあるので悪化を防ぐには疲れ目の時点でしっかりケアをすることが大事ですね。
眼精疲労には5つの種類がある
眼精疲労と一口に言っても、実は細かく分けると5つの種類があります👇
眼精疲労と言えば一般的には「調節性眼精疲労」が大半を占めますが、
「症候性眼精疲労」
「神経性眼精疲労」
「筋性眼精疲労」
「不等像性眼精疲労」
などもあります。
調節性眼精疲労
最も一般的な眼精疲労で、毛様体筋と呼ばれる目のピント調節機能を担っている筋肉が緊張し過ぎて凝っている状態。
パソコンなど近くのものを長時間見過ぎることで疲れたり、乱視や遠視、老眼のせいで起こることがあります。
ビタミンB群が配合された疲れ目用の目薬、時々目を休ませたりホットタオルなどで目元を温めるなどの生活指導が主な対処法です。
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症候性眼精疲労
眼病が原因だったり、目自体に異常はないけれど体の疾患によって目に症状が出るタイプです。
眼病はドライアイを始め、角膜炎や結膜炎、ものもらい、白内障や緑内障などがあり、体の疾患の場合は高血圧や糖尿病、心身症、神経症などによって起こることがあります。
対処法はその原因に合わせた対症療法となりますが、眼科ではドライアイ用の保湿成分入り目薬や人工涙液が処方されることが多いです。
神経性眼精疲労
ストレスの影響を多く受けて起こるタイプ。ピント調節を担う毛様体筋は、不随意筋と呼ばれ自分の意志では動かせない筋肉。
何によって動いているのかというと、自律神経によって動いているため自律神経が乱れている人、自律神経失調症になるとこのタイプの眼精疲労になりやすいです。
毛様体筋の不具合なので、対処法は調節性眼精疲労と一緒で目薬や疲れたら目元を温めるなど生活指導が一般的。
自律神経失調症の症状があれば、安定剤が処方されることがあり場合によってはメンタルクリニックの受診を勧められることもあります。
筋性眼精疲労
目周辺の筋肉に異常があるためにそれによって眼精疲労が起こる、あまり一般的ではないけれど一部の人がなるタイプ。
斜視や斜位、眼球の動きに異常がある場合などでメガネによる矯正や視能訓練、手術が必要な場合もあります。
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不等像性眼精疲労
左右の視力差が大きい時に目に見え方が異なるため、目に負担がかかり過ぎて発症。
左右の視力に差があまり無い場合でも、コンタクトレンズやメガネの度が合っていないために負担となって起こることもあります。
対処法としては、きちんと度があったコンタクトレンズやメガネで矯正するか必要であればレーシックなどの治療も検討します。
ドライアイの人に多い
目が乾くと疲れを感じやすくなり、目が疲れてくると乾きを感じやすいと言われますが眼精疲労でドライアイの人は全体の半数以上になるとも言われています💡
ただの疲れ目であれば目の乾きを感じることがあっても、疲れが取れれば乾きも落ち着き自然と良くなるはずです。
しかし、眼精疲労の場合はドライアイの症状も重いことが多くコンタクトレンズを入れているわけでもないのにゴロゴロしたりシパシパする不快感が止まらないということも💧
コンタクトレンズを入れている場合は、目が痛くてレンズが入れられなくなったりまぶたの内側が傷ついてそこから雑菌が入ると炎症を起こすこともあります。
目の疲れが取れずに眼科を受診したら、その時に眼精疲労+ドライアイだと診断されるケースは多いです。
逆を言えば、今ドライアイの症状がある場合今は疲れは感じていなくても眼精疲労になりやすいと言えるでしょう💦
ドライアイにも種類があって、大きく分けると
・涙の分泌量自体が少ないタイプ
・涙は出ても涙に含まれる保湿成分の量が少ないタイプ
・まばたきが不十分などで涙が一部に溜まり目全体に行き渡らないタイプ
などがあります。
涙自体が出ない=ドライアイと言えますが、涙は出ていてもそれが上手く目全体に行き渡らなければそれもまたドライアイなのですが自分では気が付きにくいです。
対策と治療法
ドライアイ対策は、基本的に目薬によるものがメインになります。
ドライアイ用の目薬は、保湿成分であるヒアルロン酸Naや涙の成分であるムチンの分泌を促すレバミピド、ジクアホソルナトリウムなどの成分が代表的。
症状が重い場合は、機械を使った温熱治療、涙を貯める涙点プラグの挿入などが必要な場合がありますが通常は次の対策で改善することが可能です。
・ドライアイ用の目薬や洗眼薬を使う
・湿度が低い環境では加湿器を設置する
・マッサージやツボ押し、ホットタオル等で目元の血行を良くする
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・パソコンを使う時はコンタクトレンズは装着せずメガネにする、もしくは短時間にする
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・コンタクトレンズを酸素透過率の高いものに変える(特にソフト)
目の乾きを防ぐことが疲れ目を防ぎ、眼精疲労の予防にもなるため出来る対策から始めていきましょう。
少しずつ、コツコツケアしていくのが予防対策になりますよ★