ギーとは、山羊や牛、水牛のミルクをもとに作られたバターオイルのことで、発酵した無塩バターをよく煮て水分やタンパク質を取り除いたものですね💡
主に、インドをはじめとする南アジアで使われています。
このギーは、食用としても使われますがインドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは目の不調を改善するオイルとして目元にパックしたり、なんと目の中に入れるケア方法(ネトラバスティ)があります。
乾きや炎症を鎮めることで疲れの改善にも良いと言われているマルチなオイル。
疲れ目に悩むあなたも取り入れてみてはいかがでしょう❓
今回は、
・ギーの栄養や効能など主な特徴
・ギーの作り方と目元のパック
・ネトラバスティが受けられるサロン
についてご紹介したいと思います。
ギーの栄養と効能
●ギーの特徴
・目の機能を助けるビタミンAやD、Eが多い
・共役リノール酸が脂肪分解を助ける
・ブチル酸が免疫を強化する
・不純物が少ないので体に優しい
脂肪燃焼をサポートするので、ダイエットに良いヘルシーオイルと言われていて食用としてはパンに塗ったりコーヒーや紅茶、ミルクに入れて使うことが多いです。
顔や体にも使えるのでパックやマッサージにも◎
目には、主にパックや目の中に入れるネトラバスティが使われることが多いですがパックなら自宅で簡単に作れるのでおすすめです。
パックに使うギーであれば、自分で手作りすることも出来ますよ‼
ギーの作り方とパックの仕方
●ギーの材料
・無塩バター(グラスフェッドバター) 300g
・コーヒーフィルター 1枚
・煮沸消毒可能な瓶 1個
※グラスフェッドバターは牧草だけで育った牛のミルクから作られたバターのこと。成長ホルモン剤など人間の健康に害を及ぼすような成分が少ないバターです。
- まずは瓶を煮沸消毒してしっかり乾燥させます
- バターを小鍋に入れて弱火で溶かしていきます
- 泡が出てきますがそのまま何もせず、その泡が大きくなって段々細かくなってくるのを待ちます
- 表面に白っぽい浮遊物が浮かんできますがかき混ぜずそのままにします
- 底が茶色っぽくなって来たら(沈殿物が茶色くなる)火を止めます
- コーヒーフィルターで濾して瓶に詰めます
これで手作りギーは出来上がり。
粗熱が取れるまでそのままにして、冷めたらフタをして常温保存しましょう。
中火以上にするとあっという間に鍋の底が焦げ付いてしまうので、出来るだけ火は弱い方が良いですね💡
火力に気を付けながら温めていきましょう。
ギーが出来上がったら、次はパック作りです。
目元のパックの作り方
●パックの材料
・コットン 2枚
・ギー 適量
- ギーを小皿に少量取ってレンジで数十秒軽く温めます
- コットンを浸してギーを染み込ませていきます
- コットンがひたひたになったら目をつむってそっと乗せていきます
- そのまま数分ほど置きます
- 数分したらコットンを外しなじませたら完成
コットンは片目を覆えるくらいのある程度大きめのもの、柔らかいものを使うと良いでしょう。
ギーは垂れてこない程度に染み込ませるか、軽く絞ってから目の上に乗せると◎
ギーを使った目元のパックには以下のような働きがあると考えられています👇
●血行促進による疲れの緩和
●目尻のシワなど目元の乾燥対策
●くすみの予防改善
●クマの予防改善
●リラックス効果
ギーを目の中に入れるネトラバスティというケア方法があるんですが、この場合逆に目を傷めてしまうリスクがあるので手作りのギーを使うのはお勧めできません。
また、自分でやるのは難しいので人にやってもらうのが一番です。
東京都内で受けられるサロンをピックアップしてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね★
ネトラバスティが受けられるサロン
アーユルヴェーダを取り入れているサロンであればネトラバスティが受けられることが多いですが、特に代表的なサロンをご紹介します👇
詳細は各公式サイトをご覧になってくださいね。
(公式サイトURL:http://www.airy-beauty.co.jp/netravasti.html)
(公式サイトURL:https://vinaya-ayurveda.com/service/atama/)
(公式サイトURL:http://mmc.ortho-k.co.jp/complementary/index.html)
(公式サイトURL:http://www.mominokihouse.jp/iKEBUKURO.html)
目にオイルを入れるって大丈夫なの?目に悪いんじゃない?
と思う人が多いと思いますが、水の中で目を開けるよりも自然なくらいにギーの中で目を開けてもなんともないんです。
その理由としては、眼球は涙で覆われているんですが涙にも3つの成分があり一番上(表面)にある層が油層。
上手く油分が分泌されないと、乾燥したり疲れが溜まりやすくなります。
ギーも油、目の表面も油なのでギーの中で目を開けても支障がないのです。
アーユルヴェーダでもギーだけは目の中に入れて良いオイルなので、オイルであれば何でも良いというわけではありません。
ギーであれば目の中に入れてもOK.さらに以下のようなメリットも👇
●ドライアイの症状改善
●花粉症などのアレルギー症状緩和
●疲れ目、眼精疲労の症状改善
眼精疲労の多くはドライアイである、と言われるくらいに乾燥が疲れに大きな影響を与えることがあります。
関連:疲れ目と眼精疲労の違いってなに?疲れと乾きの密接な関係
乾燥を防げば疲れも防ぐことが出来るので、ギーを取り入れて油層を補ってあげると乾燥が改善されて疲れの予防に良いそうですよ。
ただ、何点か注意点があります。
注意点について
最後になりますが、注意点として以下のようなものがあります👇
もちろん、サロンでケアを受ける前にも注意事項があると思うのでそちらを守ってくださいね。
●小麦アレルギーの人は不可
●目の手術や目元の美容整形を受けたばかりの人(1年未満)
●コンタクトレンズはNGなのでメガネ持参
●強い刺激を与えないほうが良いので日中はサングラス持参
●ケア後は目を疲れさせるようなことはしない
ギー自体には小麦は使われていないんですが、ギーを入れる土台に小麦を使います。
小麦と水で練ったパンの生地みたいなものをメガネのように目の周りに作り、その中にギーを入れて目を潤すようになっています。
なので、小麦アレルギーの人は肌に触れることで症状が出る可能性があるのでNG。
目の手術や美容整形、コンタクトレンズ、サングラスは想像がつきますね。
ケアした後は目に刺激を与えないほうが良いので、なるべく疲れさせるようなこともしないほうが良いです。
長時間のスマホ、パソコン、ゲーム、車の運転などは控えたほうが良いでしょう。
疲れ目を少しでも改善したい‼
という方は、参考にしてみてくださいね。